2016年4月27日水曜日

【イベント案内】環境市民フォーラム「オープン・ミーティング」 (4/29、富山)

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環境市民フォーラム「オープン・ミーティング」 
People’s Environmental Forum“OPEN MEETING”
のご案内
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富山で5/15-16に開かれるG7環境大臣会合では、国や国連機関の代表者が集まっ
て地球環境問題について話し合います。 市民も前日 5/14、富山に集まって「
境市民フォーラム」を開き、世界が今抱えている課題と地域での実践、子どもた
ちの未来について話し合います。
そして、その成果文章として「環境市民宣言」を採択し、日本政府や関係各国に
お届けする予定です。

そのための事前準備として、環境市民フォーラム「オープン・ミーティング」を
4/29 に行います。

昨年は、国連による国際会議で、とても大きな決定が採択されました。気候変動
に関する「COP21」と、開発や貧困などに関する「SDGs」(国連持続可能な開発目
標)です。

日本政府も参加しているこの取り決めでは、どのような約束がされているのか。
市民の間ではまだまだ理解されていませんし、そのような国際社会の約束がある
こと自体知らない方も多いと思います。

「オープン・ミーティング」では、「環境市民フォーラム」を構成する主要な4
つのフォーラムや、「環境市民宣言」についてご説明し、参加者からご意見をう
かがうとともに、今とても重要な国際社会の約束である「COP21」と「SDGs」に
ついて、 NGO の専門家にお越しいただいて、事前勉強したいと思います。

実りある「環境市民フォーラム」にしていくためにも、同フォーラムに参加を予
定されている多くの皆さんと、「オープン・ ミーティング」でお会いできるこ
とを願っています。

【実施概要】

名 称: 環境市民フォーラム「オープン・ミーティング」
日 時: 4月29日(金) 13:00 ~ 16:30(予定)
会 場: 富山 YMCA (富山市堤町通り1丁目3-14 tel.076-425-9001)
参加費: 無 料
内 容:
・「環境市民フォーラム」を構成する主要な4つのフォーラムや、「環境市民宣
言」についての説明と、意見交換。
・「COP21」と「SDGs」についての事前勉強会。
主 催: アースでイとやま 2016 実行委員会

【主な実施内容】

1「環境市民フォーラム」の概要説明
4つのフォーラム= 汚染フォーラム、気候変動とエネルギーフォーラム、生物多
様性フォーラム、開発と暮らしフォーラムについて。

2.「環境市民宣言」の概要説明
ワークショップを通じて、参加者の意見を集めて、宣言を紡ぎ出していくプロセ
スについて。

3.勉強会1:

COP21(国連気候変動枠組条約)

G7サミットで合意すべき7 つのこと~パリ協定を「実施」するために~」
伊与田昌慶(気候ネットワーク 研究員)

2015年は、気候変動を防ぐためのパリ協定が採択された歴史的な年でした。2016
年5月のG7環境大臣会合(富山)と首脳会合(三重)の主要議題には「気候変動」が
位置づけられています。G7がパリ協定やSDGsの実施に向けて強いリーダーシップ
を発信できるかどうかに注目が集まっています。今回は、COP21パリ会議などの
国連気候変動交渉に参加してきたNGOメンバーが、パリ協定の意味や今回のサミッ
トでG7諸国に求められるポイント、日本の課題についてお話します。

4.勉強会2:

SDGs(国連持続可能な開発目標)

「持続可能な社会をどう創るか~国連開発目標(SDGs)、気候変動パリ会議、G7サ
ミットから考える~」
古沢広祐(「環境・持続社会」研究センター(JACSES)代表理事)

時代は大きく変わりつつあります。20世紀末からの新たな展開の動きと、錯綜す
る現実世界とのギャップを見極めて、今後の世界の課題についてローカルとグロー
バルの両方の視点から考えてみましょう。

【講師@ウロフィール】

伊与田昌慶(いよだ・まさよし)
1986年愛知県生まれ。2009年立命館大学国際関係学部卒業。2011年京都大学大学
院地球環境学舎修士課程 修了(地球環境学修士)。 2011年より気候ネットワーク
勤務。2007年より国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)に毎年参加し、交渉を
フォローする。2014年より気候変動交渉・政策の提言に取り組むNGOのネットワー
ク”Climate Action Network Japan (CAN-Japan)”の事務局を担う。IPCC(気候
変動に関する政府間パネル:Intergovernmental Panel on Climate Change)リポー
トコミュニケーター。著書:『地域資源を活かす温暖化対策 自立する地域をめざ
して』(共著、学芸出版社、2011)など。

古沢広祐(ふるさわ こうゆう)
1950年東京生まれ。大阪大学理学部生物学科卒業。京都大学大学院農学研究科博
士課程研究指導認定(農林経済)、農学博士。現在、國學院大學 経済学部(経済ネッ
トワーキング学科)教授。 地球環境問題に関連して永続可能な発展と社会経済的
な転換について、生活様式(ライフスタイル)などの問題も含めて究明。具体的に
は、環境容量と持続可能な生産消費パターン、世界の農業食料問題とグローバリ
ゼーション、環境保全型有機農業、エコロジー運動、協同組合運動、NGO・NPO論
なとどについて幅広く研究。 (特活)「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
代表理事。(特活)日本国際ボランティアセンター理事、市民セクター政策機構理
事、UNDB市民ネット企画提言委員など。 2012年「国連持続可能な開発会議サミッ
ト」(リオ+20)では、政府代表団メンバー(NGO顧問)として参加。著書:(単著)
『地球文明ビジョン-環境か?語る脱成長社会』日本放送出版協会。 『共生時代
の食と農-生産者と消費者を結ぶ』家の光協会。 『共生社会の論理-いのちと暮
らしの社会経済学』学陽書房。 (共著)『共存学1、2、3』弘文堂、他。

*このフォーラムは、平成28年度独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の
助成を受けて開催されます。

【お問い合わせ】

アースデイとやま 2016 実行委員会 事務局
〒937-0801 富山県魚津市新金屋 2-5-3
tel.&fax. 0765-22-0870 mobile 090-9810-8145 
info@earthday-toyama.org 
http://g7.earthday-toyama.org/ 
https://www.facebook.com/EarthdayToyama